我戸幹男商店・彰宣 茶筒 Karmi (俵) ソジ / フキ / スミ

山中漆器の老舗・我戸幹男商店(彰宣)の
手挽きの茶筒です。
シンプルで柔らかなフォルムが手に
馴染みます。
表面に無数に施された「千筋」と呼ばれる
筋は、山中独自の技術である「加飾挽き」
のひとつです。
卓越した技を持つ石川県山中の職人が、
木地の表面に鉋を当てて一本一本
丁寧にろくろ挽きしています。
この等間隔に挽き出された筋は、
美しいだけでなく、滑り止めの役割も
果たしています。

見えない内蓋にもしっかりと、筋が施されており、美しくも機能的な茶筒です。
Karmiシリーズの茶筒は、温度や湿度などの外気の影響を受けにくく、茶の風味を逃しません。
精度の高いなめらかな蓋の開閉は、数ヶ月をかけて木地が含む水分を適切な率に調整する丁寧な木地作りと、
職人の長年にわたる経験から得られた技術と勘によって実現しています。
茶筒に入れてしまうと中になんのお茶を入れたか忘れてしまいがちですが、Karmiの形や色で使い分けると、おしゃれに
スマートに保管出来ます。普段使いはもちろん、高級感のある化粧箱入りなので、結婚祝いや新築祝いなどの贈り物にも
好評です。(左 / Soji:そば茶 | 中 / Fuki:ほうじ茶 | 右 / Sumi:緑茶) ⇒ Karmi 釜型はこちら

お色は、Soji(無着色)・Fuki(茶)・Sumi(黒)の3色ございます。



拭き漆とは、生漆を塗っては拭き取り、乾かす作業を何度も繰り返す手法です。
「Fuki」には生漆、「Sumi」には黒漆を使用しています。

使用している材はミズメザクラ。
「サクラ」の名がついていますが、カバノキ科に属し、別名は「梓」。
樹皮や材観がサクラに似ていることから、ミズメザクラと呼ばれます。
木材は緻密で堅いため加工は難しいですが、割れや狂いが少なく、表面が美しく仕上がります。
木目も美しく、フローリング等の建築材や家具、漆器木地などの高級材として用いられます。

山中は石川県南部、大聖寺川が流れる鶴仙渓を擁した風光明媚な土地であり、温泉地としても有名です。
1689年には松尾芭蕉が訪れ、そのすばらしい自然を題材に、「奥の細道」の中にいくつかの優れた句を残しています。

山中漆器とは


山中漆器の歴史は、安土桃山時代に越前の国から、加賀市山中温泉の真砂という集落に木地師の集団が
移住したことに始まります。
その後、山中温泉の湯治客への土産物として造られるとともに、江戸中頃からは会津、京都、金沢から
塗りや蒔絵の技術を導入して木地とともに茶道具などの塗り物の産地として発展してきました。
石川県には「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」と3つの漆器産地があります。
年間を通して適度な湿度があるため、漆の乾燥に適しており、古くから漆器の産地として知られています。
山中独自の伝統技術

山中といえば、 木工ろくろの一大産地です。
木地が透ける程に薄い『薄挽き』や、 木地の表面に鉋を当てて細かい模様を付ける『加飾挽き』など
他に類を見ない独自の技術を保有し、他産地の追随を許さぬものがあります。
鉋で作る模様は「千筋」をはじめ40種とも50種ともいわれ、模様ごとに使用する鉋が異なります。
木の切り出し方

山中漆器の繊細な木地作りを支えているのは、木の切り出し方にあります。
多くの産地では、丸太を板状に切りだし、木地をとる「横木取り」をしています。
一方、山中では木を輪切りにして、木地をとる「縦木取り」。
木が育つ方向に逆らわず木地をとるため、歪み・ねじれがでにくく、精巧な加工に向いています。
縦木は狂いにくいのが最大の特徴ですが、ロスが多く割高になります。
隠れた配慮がなされています。

【Karmi (俵) フキ】
サイズ感も良く早速使っています。。[2017/01/26]

Karmi (俵) ソジ 我戸幹男商店
サイズ : φ(直径)7.8 × H(高さ)11.0cm
容量 : 約 100g (一般的な緑茶葉の場合)
素材 : ミズメザクラ
塗装 : ウレタン
生産地 : 石川県
12,000円 (税込 12,960円)

Karmi (俵) フキ 我戸幹男商店
サイズ : φ(直径)7.8 × H(高さ)11.0cm
容量 : 約 100g (一般的な緑茶葉の場合)
素材 : ミズメザクラ
塗装 : 拭漆(生漆) ・ ウレタン
生産地 : 石川県
13,000円 (税込 14,040円)

Karmi (俵) スミ 我戸幹男商店
サイズ : φ(直径)7.8 × H(高さ)11.0cm
容量 : 約 100g (一般的な緑茶葉の場合)
素材 : ミズメザクラ
塗装 : 拭漆(黒漆) ・ ウレタン
生産地 : 石川県
13,000円 (税込 14,040円)
【商品の特性・ご注意】
天然木を使用していますので、一つひとつ木目の表情や色合いに違いが出ます。予めご了承下さい。
我戸幹男商店 (がとみきおしょうてん) ・ 彰宣 (しょうせん)
明治41年(1908年)石川県山中温泉にて我戸木工所として創業。
木地屋職人として木地師の理念を受け継ぎ、漆器の元となる木地の
完成度にこだわった漆器を多く作ってきました。
近年では、デザイナーと精度の高いろくろ技法とのコラボレーション
にて実用性と芸術性の高さを併せ持つ漆器を作りだしています。
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