季節の草花「柊 / 疼木 (ひいらぎ)」
モクセイ科のヒイラギは、キンモクセイが咲き終わった晩秋に、白く小さな花を咲かせ、ほのかな甘い香りを漂わせます。
木へんに冬と書く「柊の花」は、冬の季語。
常緑のヒイラギの葉は、トゲのように鋭くとがった鋸歯があるのが特徴です。
特に若い木は葉のトゲが鋭く、このトゲに触れると「疼ぐ (ひいらぐ) = 痛む」ことから、この名がつきました。
古くからヒイラギの鋭いトゲは邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木にも使われてきました。
節分の日に、イワシの頭をヒイラギの枝に刺し、魔除けとして戸口に飾る習慣もお馴染みですね。
ただ、ヒイラギの象徴ともいえるこのトゲは、老木になると丸く滑らかに変わります。
人間と同じく、年を取ると角がとれて丸くなるようです。
金沢・兼六園にあったヒイラギの葉は、実際にトゲがなくなり丸みを帯びていました。
ところでクリスマスに飾られる赤い実の植物も「ヒイラギ」と呼ばれますが、これはモチノキ科のセイヨウヒイラギという植物で、まったくの別物です。
モクセイ科のヒイラギは、夏になると暗紫色のきれいな実をつけます。
また、材は緻密で堅いため、印材、そろばん玉、櫛、将棋駒などの材料に使われます。
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