第六十候 「橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)」 12/2~12/6頃

七十二候が小雪の末候に変わり、橘の実が黄色く色づき始める頃となりました。
 
橘とは、日本に自生する日本固有の柑橘類「ヤマトタチバナ」のことですが、古くは柑橘類を総称して橘と言っていました。

橘の実 | 暮らしのほとり舎
橘の実

一年中つややかな葉を茂らせている橘。
 
その葉は枯れることのない常緑樹であることから、めでたいものとして扱われ、平安時代から御神木として宮中などに植えられてきました。
 
橘は、いつも変わらないことから永遠の象徴とされ、家紋や文化勲章のデザインとしても用いられています。

橘樹神社の橘の木 | 暮らしのほとり舎
橘の木 (橘樹神社・千葉県茂原市)

また、古事記や日本書紀において、「非時香実 (ときじくのかくのみ)」として登場するのが橘ともいわれています。
 
不老不死の力を持つというこの果実は、田道間守 (たじまもり) が常世国 (とこよのくに=不老不死の理想郷) から持ち帰ったと伝えられています。

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