岩本清商店
ひょうたんトレー (小・中・大・セット)
金沢桐工芸の老舗・岩本清商店の「ひょうたんトレー」です。
何を置こうか考えるのも楽しい、瓢箪を象った焼桐のトレイ。
お茶とお菓子をのせてカフェトレーとしてもおしゃれですし、花器やお人形の敷板としても素敵です。
サイズは、小・中・大の3サイズ。
アイデア次第で幅広い用途にお使い頂けますので、ご自宅や職場、お店などで、様々にお楽しみください。
Item Details
お茶とお菓子をのせるのにぴったりな「大」サイズは、カフェトレーとして。「中」は、お酒とぐい呑みをのせて、晩酌のお供におすすめです。[左 (1枚目):ひょうたんトレー (大), 右:ひょうたんトレー (中)]
程良い大きさの「中」サイズは、ミルクピッチャーとシュガーポット、楊枝と醤油差しなど、卓上小物の収納にも。[左 / 右:ひょうたんトレー (中)]
コンパクトなサイズ感の「小」は、何といっても小さな花器の敷台にぴったり。窓辺の小さなスペースやテーブルの上でも主張し過ぎず、さりげなく草花やグリーンを引き立ててくれます。[左 / 右:ひょうたんトレー (小)]
小さな苔玉や紫陽花など、野の草花とも相性良しです。無垢の素朴な天然木の素材感が空間に温かみを添えてくれます。[左 / 右:ひょうたんトレー (小)]
岩本清商店の所在地は金沢市の瓢箪 (ひょうたん) 町。末広がりの形をしたひょうたんは、古来より縁起ものとされてきました。裏面の焼印には、通常の「カネイワ」印の他、瓢箪と同じく縁起の良い「馬 (左馬)」の焼印が捺されていることがあります。
有名な諺に「瓢箪から駒 (=馬)」という言葉がありますが、これは思い掛けないことや道理上あり得ないことが起こることや、冗談半分で言い出したことが現実になることをたとえたもの。
「馬」の焼印が捺されたトレーを見つけたら、何か良いことがあるかも知れませんね。
ひょうたんシリーズは、ひょうたんトレーの他に「ひょうたん盆」と「ひょうたん箸置き」がございます。
※「馬」の焼印はランダムに捺されているため、種類を指定してお買い求め頂くことは出来ません
Item Variation
“桐”の魅力と“焼桐仕上げ”の理由
桐は日本国内でとれる木材としては最も軽く、また、湿気に強い反面、火気にも強いという変わった特質があります。
この性質を活かし、タンスや米びつ、掛け軸など高級貴重品を収納する箱に広く用いられてきたほか、琴や下駄など
日用品に至るまで幅広く使用されています。
また、桐は成長が早いため、年輪の間隔に幅があり、流麗な木目が
美しいのも特徴です。そのため、木目を浮き上がらせる「浮造 (うづくり)」を施して使われることも多い木材です。
▶ 焼桐仕上げの理由
金沢桐工芸は、桐箪笥に多く見られるような白木ではなく、表面を焼いて磨いた独特の焼肌をもつものです。
やわらかくあたたかい桐の焼肌、使い込むほどにいや増す渋い色艶が魅力です。
「焼桐仕上げ」は、一つひとつ表面を
焼いた後、煤を落としてから磨きをかけるため、通常よりも手間がかかりますが、桐を焼くには様々な利点があります。
・美しい木目がより一層際立って、はっきりします
・燃えにくい桐がさらに燃えにくくなり、変色や汚れが目立たなくなります
・蒔絵が引き立ちます
桐は木目の硬い部分と柔かい部分で燃え方が異なります。その為、焼き肌特有の温かみのある
ぼっこりとした味が出るので、金沢桐工芸の特徴でもある蒔絵が引き立ちます。
・切断面がなめらかになります
金沢桐工芸はもともと桐火鉢から発祥しました。火鉢は箪笥のように平らな面ではなく丸みがあるため、
どうしても切削面が多少荒れますが、焼くとそれが燃えて滑らかになります。
【商品の特性・ご注意】
・一つひとつ手作りの商品ですので、大きさや形に多少の誤差がございます。
また、天然木を使用しているため、一つひとつ木目の表情や色合い、重さなどが異なります。
・商品の表面に “窪み” のようなものが見られることがございますが、これは桐の特性として、表面を焼いた際に
自然に出来るものです。キズや不良などではございませんので、あらかじめご了承ください。
【お手入れについて】
・洗浄は、食器用洗剤とやわらかいスポンジを使用し、洗浄後、水分をしっかり拭きとり乾燥させてください。
・汚れの付きそうなものは、なるべく小皿等に載せてお使い頂くことをおすすめ致します。
岩本清商店 (いわもときよししょうてん)
1913年(大正2年)創業の金沢桐工芸の老舗です。
桐火鉢・桐工芸品の製造・販売をされています。
金沢桐工芸は、昭和初期まで多くの家庭で使われていた桐火鉢から
発祥しました。桐材は非常に軽く持ち運びしやすい、熱を外へ逃さず
本体は熱くならない、発火点が高く燃えにくいなどの理由で、火鉢として
最適な材料だったのです。
1950年代までは、火鉢は暖房器具として必需品だったため、多くの
業者がいましたが、1960年代になると電気や石油のストーブが出始め、
火鉢は今では、ほぼ趣味品となってしまいました。
桐火鉢の業者は一気に激減し、今では製造元は岩本清商店をはじめ、
金沢に3軒のみです。
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