鈴木盛久工房 (すずきもりひさこうぼう) - 岩手県 -


鈴木盛久工房は、江戸時代南部藩が城をかまえた城下町・盛岡の地で、400年続く南部鉄器の老舗です。
鈴木家は、寛永2年(1625)に、南部家の本国甲州より御用鋳物師として召し抱えられて以来、藩の御用を代々勤めてきました。現在でも昔ながらの技法を受け継ぎ、様々な南部鉄器を作り続けています。
「鈴木盛久」の名は、現在は15代目・熊谷志衣子さんにより継承されています。歴代の中で初の女性鋳物師ということで、注目を集める存在です。
南部鉄器とは


南部鉄器といえば、岩手県の代表的な工芸品です。
その歴史は古く、平泉藤原氏三代の頃より、刀剣、鉄香炉、釜などの鋳造が行われていましたが、17世紀中頃、茶道に造詣の深かった28代南部藩主が、京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜を作らせたのが始まりといわれます。
盛岡の地は、古くから砂鉄・岩鉄などの良質な鉄資源に恵まれ、川砂・粘土、漆、木炭など、鋳物に必要な原料が豊富に産出されたことも、この地で南部鉄器が栄えた大きな一因とされています。
「わび・さび」を重んじる心が生みだす独特の品格を持つ南部鉄器は、藩主の献上品として栄えた性格上、美術工芸品的要素が強いという特質があります。





60代 / 女性
【日の丸形鉄瓶 (中)】
暫くお待ちしていた鉄瓶を昨年末に届けていただきました。
袋弦であること、美しいフォルム、適度な大きさと重量、どれも想像以上の好ましさでした。
早速お湯を沸かしたら、松籟のように知らせてくれて、思わずお礼の言葉が出ていました。
そして、いつもの普通の煎茶がとびきり美味しくなったことを、何よりお伝えしたいと思います。
長く大切に使わせていただきます。[2023/02/20]

30代 / 男性
【風花鉄瓶】
美味しい白湯が飲みたくて、最終的に形で選びました。
お湯の口当たりが優しくなり、味も美味しく毎日飲んでます。
長く大切に使いたいと思います。[2022/02/08]

50代 / 女性
【亀甲霰平宝珠形鉄瓶 (小)】
亀甲霰平宝珠形鉄瓶 / 小をこの度、購入致しました。長年の夢だったので、コロナ禍でもある今、購入しようと思い色々探してこちらにしました。
形がとても好きです。
早速、朝、この鉄瓶で沸かしたお湯を冷まし白湯を飲みました。身体が温まり、また、なんとも言えない穏やかなひとときを感じました。
ステンレスの湯沸かしとは違い重いですが、それがまた、ゆっくりかつ丁寧な動作になります。慌ただしい日常生活に鉄瓶触る時は、別の空気が流れている感じがとても心地よいです。
待つ甲斐あります!!大事に使っていきたいと思います。 画像[2022/02/04]

40代 / 女性
【亀甲霰平宝珠形鉄瓶 (大)】
とても素敵な商品で、想像と同じでした。
ありがとうございます。[2022/02/04]
鈴木盛久工房 取り扱い商品一覧


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その他の鈴木盛久工房製・南部鉄瓶のお取扱いについて


「日の丸形鉄瓶」の他、下表中の南部鉄瓶についても、同様の内容にて "ご予約購入" および "購入希望登録" を承っております。
容量 (ℓ) | 鉉 | 口造り | 塗装 | 価格 (税抜) | 購入方法 | 納期目安 (ご予約購入時) |
|
櫛目丸形鉄瓶 | 1.3 | 袋鉉 | 姥口 | 錆色 | 220,000円 | 予約・登録 | 3年 |
手毬鉄瓶(大) | 1.3 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 200,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
手毬鉄瓶(小) | 1.0 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 180,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
雪華紋鉄瓶 | 1.3 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 200,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
霰紋丸形鉄瓶 | 0.8 | 無垢鉉 | 輪口 | 黒色 | 80,000円 | 予約 | 半年~1年 |
※原材料の価格高騰などにより、メーカーにて値上がりする場合がございます。
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また、その他の鈴木盛久工房製の南部鉄瓶についてもご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。
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