工房 蓮遊楽の印「秋の風物詩」シリーズ
国内外から人気をあつめる工房 蓮のオリジナル本柘印・遊楽の印 (ゆらのいん) から、「とんぼ」「かかし」「お月見団子」「秋の夜長 (本)」と、しみじみとした日本の秋を感じる遊印いろいろです。
稲穂は黄金に輝き、重たく頭を垂れて収穫を待ち、傍では案山子が見守ります。柿がたわわに実り、空には無数の赤とんぼが飛び交い、長閑な里山の風景を思わせます。
そして秋といえば、お月見です。空気の澄んだ秋の夜空には清光冴え渡る美しい月が輝きます。仲秋の名月には、芒 (すすき) やお月見団子をお供えし、五穀豊穣を祝い、感謝します。
Item Details
■「とんぼ」 印面:10.5mm角 / 長さ:30mm
高く澄んだ青空の下、爽秋の陽にきらきらと輝くトンボの羽は、どこか懐かしさを覚える美しさです。トンボは古名を秋津 (あきず) といい、トンボの羽は「秋津羽 (あきずば・あきつば)」と呼ばれます。薄く透きとおって美しいことから、紗や絽などの羅 (うすもの=夏向きの薄い織物) に例えられることもあります。
「とんぼ」印は、夏から秋まで長く使える遊印です。夏はブルー系インクで涼しげに。
また、夏によく見られるシオカラトンボは、はじめは雌雄ともに麦わらのような黄褐色ですが、雄だけが成熟すると水色に変わります。一方、雌はずっと黄色いままなので、ムギワラトンボと呼ばれ、同種であるのに雌雄で名前が異なる面白いトンボです。
秋は、やはり真っ赤な赤とんぼ。“赤とんぼ” とはアカネ属の総称で、代表的なのがナツアカネやアキアカネです。夏の間は黄褐色ですが、雄だけが夏の終わり頃から赤く変色しはじめ、深まる秋とともに紅色も増し、鮮やかな茜色に染まってゆきます。
■「お月見団子」 印面:10.5mm角 / 長さ:30mm
旧暦の8月15日 (十五夜) と9月13日 (十三夜)、ときに10月10日 (十日夜) の観月にお供えする「お月見団子」。芒などの秋草を活け、里芋や豆、柿、栗など旬の作物を供えます。昔は月の満ち欠けによって月日を知り、農事の目安としていたことから、お月見は収穫の感謝祭としての意味合いも持っていました。地域によって逆になることもありますが、十五夜は芋名月、十三夜は豆名月や栗名月と呼ばれるのは、お月見が収穫儀礼であったことに由来します。十日夜は、稲刈りが終わって田の神様が山へ帰る日とされ、全国各地で民族行事が行われます。
■「かかし」印面:12mm角 / 長さ:30mm
稲刈りシーズンもたけなわの秋半ば、田園の稲木に黄金色の稲がずらりと干される風景は、実りの秋の風物詩です。稲刈りが終わると、そろそろ案山子の役目も御免となります。一本足に古笠姿の藁人形、鳥獣から作物を守るため田畑に立てられるのが案山子です。一方で、豊かな実りをもたらす田の神様の依代 (よりしろ) と考えられることもあり、旧歴10月10日の十日夜 (トウカンヤ) の行事には、餅や蕎麦、二股の大根などをお供えして案山子を祀ります。
かかし印は、「一筆豆造」紋という家紋がもとになっています。その名のとおり一筆書きのような線と、弥次郎兵衛のような愛嬌ある姿が印象的です。使える期間は短いのですが、その分、秋の風情を存分に感じられます。
■「秋の夜長 (本)」印面:10.5mm角 / 長さ:30mm
ひんやりとした空気が漂う静かな秋の夜長には、明かりを灯してゆったりと読書を楽しみたくなります。温かい飲み物を用意して、お気に入りの本のページをめくるひと時は、豊かで幸せな時間です。灯のもと、読書や団欒にふけることを「灯火親しむ」といいます。針仕事や編み物など、長き夜の楽しみは様々です。
「秋の夜長」という名前ですが、もちろん他の季節にもお使い頂けます。木の葉や雪、ぼんぼりとも相性の良い絵柄印です。
「遊楽の印 (ゆらのいん)」の遊び方いろいろ
箸袋や結婚式のペーパーアイテム、ポチ袋や封筒、お熨斗や帯などに…アイディア次第で様々にお使い頂けます。
オリジナルのタグをつけて贈り物に添えても素敵ですし、しおりやブックカバーなど手作りしてみるのも楽しいものです。
無地の和紙便箋があれば、絵ハガキやポストカード、写真などを差し上げる際にも重宝します。
遊楽の印 (ゆらのいん) の印材には、本柘 (ほんつげ) を
使用しています。
本柘と呼べるのは、国産の柘のみですが、その中でも
最高級とされる鹿児島県産の「薩摩本柘」を使用して
います。
柘は暖地に自生する常緑小高木で、成長が遅く、材質
は極めて緻密。狂いが少なく、古くから印章や版木、櫛 (くし) や定規、将棋の駒などに用いられてきました。
美しい黄褐色の木肌もまた、柘の魅力の一つです。
「遊楽の印 (ゆらのいん)」が出来るまで・・・
また、小さな印面に繊細な絵を彫ることができるのは機械ならではとも言えますし、1,500円前後の価格帯でご提供できるのも機械で彫っているためです。機械は正確に同じものをいくつも彫ってくれますが、そのままでは印影が粗いことがあり、手仕上げが必要になります。そのため、同じ絵柄でも仕上がりに若干の違いがあり、完成時には一本一本、試し捺しをして印影を確認しています。未使用品ではありますが、印面に朱肉の色が付いていますので、何卒ご了承ください。
柘印は、ゴム印のように軽くぽんと捺すと絵のどこかがつかず、かといって、しっかり力を込めて捺すと角までついてしまう、ということがあります。きれいに捺すには、まっすぐ垂直に力を入れて捺します。印材自体が小さいので、空いている手で印材のトップを捺してあげると上手くいきます。下敷きとして、はがき1〜2枚分くらいの厚さの紙を敷いて捺すのがおすすめです。市販の捺印マットは沈みすぎて紙が持ち上がってしまい、印材の角まで紙についてしまいます。
絵柄印と異なり、枠付朱文や白文タイプ(印面全体に朱が付き、字が白く出る印)は、少し厚めの下敷きを敷き、四方向に向けてぐりっと力を入れて捺してあげると綺麗に捺せます。
お使い頂いた後は、ティッシュで側面と印面の朱肉等を軽く拭き取って収納します。水で洗ったり、スタンプクリーナーでお手入れする必要はありません。(印材に水分が浸み込むと傷んでしまいます)
時々、印掃ブラシで印面を軽くこすってあげると、より長く美しい印影をお楽しみ頂けます。
その他の遊楽の印や朱肉、印箱、道具類などの
お取り寄せ注文が可能です。
(納期目安:2~3週間程度)
― We can back-order all items of Koubou-Ren. ―
(Estimated delivery overseas shipping : About 2 ~ 4 weeks)
▶ 工房 蓮「お取り寄せ商品 一覧」
30代 / 女性
30代 / 女性
【 遊楽の印「お世話になります (朱文)」】
This stamp is so cute and unique! It's well made and I can't wait to use it.[2020/09/09]
30代 / 女性
【 遊楽の印「でんでん虫」】
繊細な線で描かれたでんでん虫は可愛らしいです。普段づかいに体調を崩された方へのお便りに幅広く使用できます[2020/03/21]
60代 / 女性
【 遊楽の印「結び紐|想|ちび和」/ エンボッサー「蝶々」】
可愛い印があってどれも購入したくなります[2020/02/05]
遊楽の印「とんぼ」10.5mm
工房 蓮
- サイズ : 10.5mm角 × 長さ 30mm
- 素材 : 本柘(鹿児島県産)
- 生産地 : 福岡県
1,800円 (税込 1,980円)
遊楽の印「お月見団子」10.5mm
工房 蓮
- サイズ : 10.5mm角 × 長さ 30mm
- 素材 : 本柘(鹿児島県産)
- 生産地 : 福岡県
1,900円 (税込 2,090円)
遊楽の印「かかし」12mm工房 蓮
- サイズ : 12mm角 × 長さ 30mm
- 素材 : 本柘(鹿児島県産)
- 生産地 : 福岡県
2,200円 (税込 2,420円)
遊楽の印「秋の夜長」10.5mm
工房 蓮
- サイズ : 10.5mm角 × 長さ 30mm
- 素材 : 本柘(鹿児島県産)
- 生産地 : 福岡県
1,900円 (税込 2,090円)
工房 蓮 (れん)
オリジナル商品「遊楽の印 (ゆらのいん)」が人気のはんこ屋さん。“おとなが楽しめる遊び道具” をコンセプトに生まれた遊印は、鹿児島県産の本柘を使用した繊細で美しい印影が魅力です。
印は一つひとつ和紙に包まれ、実寸サイズの印影紙で留められています。何本あっても嬉しい遊印は、贈り物にもおすすめです。
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“遊楽の印 (ゆらのいん)” いろいろ
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「遊楽の印 (ゆらのいん)」におすすめの商品
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